カテゴリー別アーカイブ: ギター・音楽論

ギターやアーティストについて語ります

ギターの想い出 新章:ツアー編 その2

緊急バンド会議発動(3人しかいないけど)

・・・会議中・・・

結論:行くしかない。車で。自分たちで決めたんだし。

と、いうわけで、フェリー欠航するくらいの天候の中、車で1,000キロ先まで行くことに。
まあ当然台風は西からくるので、東京から九州に向かうということは
「確実に台風に遭遇する、というか、ラ・マンチャの男」なのである。

ギター、機材、生活物資(寝具、携帯コンロ、インスタント食品、その他)を積み込む。
我々は無謀にも台風に向かって旅立つのだった。

用賀から首都高に乗りGo West!
時刻は午前11時。この時はまだ曇り程度だった。

湿度のせいか音の伝導率が高く、後部に載せた機材類のこすれ合う音が耳に障った。
それはさながら、死地へと赴くものへの最後の警鐘みたいな重く湿った響きだった。

・・・文学的な表現はさておき、まずは東名を目指してアクセル・ペダルを踏み込む。

台風情報は当然周知されているので、高速下り線はガラガラ。
あっというまに東名の入口に差し掛かる。

雨が降り始めた。と思うと、すぐにワイパー全開にしても拭いきれない滝のような水流が車体を包み込む。
フロント・ライトを点灯して、ついでにハイ・ビームにする。

うん、見えない。前見えない。ぜんっぜん見えない!
他の車両がライト点灯してなければ漏れなく追突するレベル。
時刻は午後三時をまわろうとしていた。
車内は沈黙に包まれていた。
積んだギターと機材だけがガタガタと苦情を漏らしていた。

続く

ギターの想い出 新章:ツアー編 その1

しばらく放置していたギターの想い出シリーズ。
上京後のことを書くと細かい話が多すぎるので、飛ばしてツアー編。

上京後、ギターについて師事したり、バンド組んだりいろいろしてた。

最後のバンド名は伏せるけど、かなりメンバーの入れ替わりが激しかった。
ハード・ロックを基調としたギター・バンドで、一番多い時で6人編成。
最終的には3人だった。しかも打ち込み。
ボーカル+ギター2人。ドラム、ベース、その他は打ち込みという編成。
ライブ時はヘルプでベース、ドラムを頼んだりした。

都内を中心に活動していたけれど、東京で練られた自分たちの音楽って、他では通用するのかな。
と、いうのが最初の動機。CDも売りたかったし。

んで、2001年の9月初めだったと思うけど、手分けをしていろいろと手配をしてツアーすることになった。
もちろん持ち出し。

九州2か所、京都1か所、大阪2か所、名古屋1か所、静岡1か所、最後に東京を2週間で回る予定を組んだ。

移動は知人から借りたワゴン。

経路としては、東九フェリーに車ごと乗って、九州に上陸。
で、その後はワゴンで北上しながらライブをしていくという予定だった。

さて出発の当日、巨大な台風が発生。(まあ9月だし、想定しておけよって話だけど)
早朝、東九フェリーより「欠航」の電話が入った。

さて、どうしたものか。予定は動かせない。

続く。

1010

10月10日。

勝手にTOTOの日と認定している。
他にもそうしているひとはいることだろう。
日本人はアナグラム、つーかダジャレが好きなのだ。

TOTOを聴いたのはかなり遅くて、King of desireが初めての
アルバムだった。

これを機にルカサーにはまってしまった。

スタジオ出身の安定したプレイながらも、どこかぶっとんでいる。
アーミング・プレイ。特にクリケット奏法なんかは、上手く取り入れている。

ブルージーなプレイも、テクニックとして学んでいるだけでなく、
キチンとギターを鳴かせているし、ボーカルもブルージーだ。

やっぱ、ボーカルを兼任しているギタリストのプレイは素晴らしい。
相互作用って、やっぱあるんだ。

エピフォン

今日楽器屋を見に行ったら、エピフォン製のレスポールタイプがあった。

エピフォンというと安物のイメージがあったが、試奏したらそれが覆った。

やー、安くても最近のギターは質が非常にいい。
ボディもしっかりと鳴るし、ピックアップのパワーも申し分ない。

さすがに値段のケタが違う高級ギターと比べるとアレだけれど、趣味レベルなら
十分だ。

デフレながらも、いい時代だと思う。

アンディ・ティモンズ

アンディ・ティモンズを知ったのは、今から15年ぐらい前。

いわゆるジャケ買いで、イヤー・エクスタシーを買った。
これがもう衝撃のアタリで、毎日10回はリピートしていた。

楽曲もさることながら、テクニックがすごい。
コンテンポラリーな速弾きはもちろんこなすけれど、
トーン・コントロールが絶妙。

自分の未熟さを痛感したのだった。

Youtubeでライブを見たけど、これまたすごい。

サトリアーニとヴァイ主催のG3にも参加していたけれど、
すんごい味わいのあるプレイで極上のトーンを出していた。

遡って、所属していたデインジャー・デインジャーのアルバムを
聴いてみたら、有象無象のLAメタルの中でもそのプレイは際立って
輝いていた。

テキサスすげー。

オジーのギタリスト

暗黒の帝王オジー・オズボーン

華を添えるのは、歴代のギタリストたち。

ランディ・ローズにはじまり、ちょいとブラッド・ギルスを経由しつつ、
ジェイク・E・リーとかザック・ワイルドとか、個性的なプレイヤーが目白押し。

オジーをはじめて聴いたのは「ミラクルマン」だった。
ザックのあのピッキング・ハーモニクスがすんごいインパクトだった。

で、これをきっかけにオジーの曲にはまるんだけど、歴代の中で
一番自分好みだったのが、ジェイク。

Bark at the moonはもちろん、Ultimate sinとか、Shot in the darkとか
プレイの幅はもとより、テンションを多用したフレージングで異世界に連れて行かれるような
感覚がすげーきもちよかった。

ドリーム・シアターのジョン・ペトルーシってヴァイの影響が一番強いみたいだけど、
実は公言しなくとも、ジェイクの影響も受けてると思う。

えぐいプレイ

先日のラリー・カールトンについて「えぐいプレイ」と書いたけど、
どんなものか聞かれたのでちょっと詳細をば。

ロックとかって基本がEとかAとか、もしくはそれらのマイナーとかで、
ギターにとって有利なキーなんだと思ってほしい。
なので、このキーのロック楽曲は世の中に溢れまくっているはずだ。

開放弦を使いやすいし、視覚的にもわかりやすいポジショニングになるのだ。

対してジャズとかフュージョンって、管楽器のキーでフラット系が多いので、
ギタリストにとってはちょいやりづらい感じになる。

FとかB♭とかかな。

という意味で、ジャンル的にもえぐいプレイになりがちなわけだ。

あと、特にハード・ロックの場合、ソロなんかはペンタ一発のラン奏法とか、
90年代にMITあたりのメソッドにもなってた、各弦3音づつで上昇下降するような
ストレートなフレーズが多い。うーん、ちょい古いか。
ま、ここではホライズンなのがロック、バーティカルなのがジャズ系みたいな
ニュアンスで考えてもらえれば。

で、カールトンの場合は、もちろんペンタも多用するんだけど、コード進行や
響きを完全優先するので、いわゆるギターで弾きやすいフレーズではなく、音楽として
心地よいものが多用される。

なので、Major7のアルペジオ・フレーズをレガート絡めながらスウィープなんてのは
ザラ。フツーのトライアドのアルペジオに少々音が加わるだけでも難易度はかなり上がるけれど、
ロックでは見ないコードがガンガン進行していくのだ。

是非トライしてほしい。

ラリー・カールトン

ギター中級者以上のひとにはラリー・カールトンの
プレイを練習することをおすすめしている。

中級者を自覚しているひとにはかなり大きな壁になるので、
登竜門として最適だからだ。

1、トライアドのみでなく、4音構成の響きが身に付く
2、トーン・コントロールが絶妙なので、それなりに耳が良い人ならば
エモーショナルプレイの手法が理解できる
3、随所にえぐいテクニックを使っているので、テクニカルなプレイにも
フィード・バックできる。

Room335がテッパンだけど、Strikes twiceもよい。
後半部分のタッピング・ハーモニクスは本人もライブで再現していないので、
やる気のあるひと以外はコピーしなくてもいいかも。

前半のD♭maj7とGmaj7の繰り返し部分だけでも練習になる。
その後のイチロクニーゴーはコード進行だけ把握してればいいかな。

ソロ・ギター

ロックばりばりのギターも楽しいけれど、ギター1本で完結する
ソロ・ギターもよい。

ジョー・パスみたいなスタイルもいいし、
南澤大介さんのようにクラッシック・ギターでポピュラー・ソングを
ソロ・ギターにアレンジするのも非常に味わいがある。

ディア・ハンターのアレ、練習しようかな・・・

September

アンディ・ティモンズの名曲「September」

名盤イヤー・エクスタシーの日本ボーナストラックなんだけど、
非常にすばらしいのである。

長男、長女ともに9月生まれなのでしみじみとおさらい。
聴くのも弾くのも気持ちのよい逸品なのだ。