さて、フェイバリットといいながらも一度も触れなかったギタリスト。
いや、アーティスト。それがリッチー・コッツェン。
初めて触れたのは『MotherHeads Family Reunion』
王道のブルース根底のハード・ロックなわけですが、様子がおかしい。
そもそもシュラプネルで才能を見出されたインスト系速弾きストなわけですが、
同期のシュラプネルのメンツからも少々異彩を放っておりました。
コッツェンとマイケル・リー・ファーキンスが特異でした。
Wikiによると
1970年2月3日にアメリカのペンシルベニア州のレディングで生まれる。5歳の頃よりピアノを弾き始め、7歳のときにKISSのジーン・シモンズに刺激されてギターを弾き始める。
ジーン・シモンズ? ベーシストじゃん。
まあ、そんな細かいことは構わないのでしょう。
音楽を通じて自己のもつ世界を体現するという意味合いでは、大きな洗礼だったのでしょう。
CCデビルの公認としてポイズンに加入したり、ポール・ギルバートの公認としてMR.BIGに加入したりと、八面六臂の活躍です。
『機動戦士ガンダム』のカヴァーでギター・ボーカルを務めますが、背景の事情はわかりません。
必要以上にソウルフルなガンダム哀歌は、ちょっと心に沁みました。
さておき、彼の才能を留めておくのは、人類の損失と感じております。
つづく。