ギタリスト列伝『トモ藤田』

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さて、多分5回目くらいです。

このシリーズは、私が影響を受けたギタリストをメジャー、マイナー問わず一方的に押し付けるコーナーです。
メジャーかマイナーなんてどうでもいいです。そんなものは他者の基準です。大抵は売りやすいからメジャーなんです。それも正義ですが。
私の心に何かを刻み、駆り立てる。存在してくれてありがとう! な感じの表現者を備忘録がてらブログに残す感じです。
備忘録と記しましたが、アーカイブ化しておくことによって、きっと未来の自分がいい感じのアウトプットをまとめてくれると期待してのことです。

今回は『トモ藤田』。
本名は『藤田智久』1965年生まれなので、47歳ですか。

1965 京都で生まれる。最初はCHARに憧れて、13歳でギターを始める。
1982 ジェフ・ベック、ラリー・カールトン、アル・マッケイ、ジョー・パス、などに影響を受け、日夜ギターの練習にあけくれる毎日だった。
1983 18歳の時、山口武氏に師事。この頃よりアメリカで本格的に音楽を学びたいと思い始める。
1986 21歳で憧れていたアメリカへ渡る。
1987 バークリー音楽大学へ奨学金を得て入学する。
1988 ボストンを中心に多くのレコーディング、ライブ活動を通して経験をつむ。
1990 ボストンベストギタリスト、コンペティションで3位になり注目を集める。
1991 再度、ボストンベストギターリスト、コンペティションに参加、日本人で初めて1位になり、周りからも認知される。この頃憧れていたジョー・パスのレッスンも受ける。

はい、ご本人のHPよりのコピペです。

私が氏を知ったのは多分12年くらい前です。
いろいろと自分の音楽を考えるためにインプットを広げようと思って、片っ端から教則ビデオを漁りまくっていた時期です。
そんな中で『ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ』というVHSに出会って度肝を抜かれた訳です。

時折入るデモンストレーションのキャッチーさもいいのですが、氏が唱え続けるのは『基本』。
そうなんですよ。どんな派手な演奏もテクニックも、基本の延長線上にしかあり得ないんですよ。

この事実を体系的に表現した商業作品教則ものがそれまであったでしょうか?
情報商材チックな『サルでもわかる』『一日◯分でマスター』とか、そんなんばっかりの中で、あらゆる表現活動の礎となるものを表したものは希有な存在でした。

そして本作品は、あっというまに売れ切れという事態に。
それを知って『世の中には、物の価値がわかる人がたくさんいるんだ』と、妙に嬉しくなった記憶があります。(人間、いろいろと厭世的になる時期っていうのがあるもんです)
この作品は、ご本人がリットー・ミュージックに赴いて企画をプレゼンをした結果、商品化されたと聞いています。
リットーエライ! わかってる。これからもギター・マガジンは購読。

代表曲『Just Funky』はキャッチーかつ、氏の持つエッセンスが凝縮されていて美味しいのですが、それはあくまで集大成であって、教則の中の『超地味』に見えるレッスンを着実に、継続してこなすことで到達できるのです。

現在ご家族とボストン在住のようですが、日本に来た際には非常に精力的に活動されています。
各種ショーから、ホームタウン京都および東京での個人レッスンなど。
機会があれば是非受けるべきでしょう。感謝しつつ、この時代の日本に生まれてきたというチャンスを活かすのです!

詳細は氏のHPにて

語り始めると止まらないので、このあたりで。

最後に一つだけ。
氏の言う言葉のひとつ。
『善良な心でないと、良いギターは弾けない』
素晴らしいです。ギター然りなんですが、すべてに通ずる言葉。
そして、氏が発するがこそ、説得力を持って響くわけですね。

? はい、信者ですがなにか。

第6回に続く