ギタリスト列伝『キー・マルセロ』

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前回の『タイ・テイバー』に続いては元ヨーロッパのギタリスト『キー・マルセロ』です。

本名はWiki曰く
『Kjell Hilding Löfbom』

読めねえよ!

スウェーデン出身で、最も華々しいキャリアは前述のとおり『ヨーロッパ』への参加です。
音楽性の乖離で脱退してしまった『ジョン・ノーラム』の後任として加入します。

音楽性のポップ化故に、初期のファンもノーラムも離れてしまったようですが、ここまで自己のサウンドを確立しまくっているバンドは稀有だと思っています。

叙情的なサウンドの中に、重厚なブルースがプンプン匂ってくる。それを支えていたのがマルセロです。

コンテンポラリーなテクも持ち合わせていますが、ルーツというか奏法というかフレージングの根本はブルースです。
私が思う『ゲイリー・ムーアの後継者』の中で、最もムーアを理解しているのがマルセロと考えます。

細かい話はさておき、有名ドコロでムーアの後継者は『ジョン・ノーラム』『ジョン・サイクス』あとはこっそり『カイ・ハンセン』あたりだと思います。

ムーアのエッセンスってなんでしょう。

1、ブルースマインド
2、情熱的なベンド、ビブラート
3、直情的でクロマチックなアプローチ

ざっくりこんな感じでしょうか。
1は兎も角、2、3は技術的な話です。
1を最も色濃く引き継いで、プレイに蘇らせているのがマルセロだと私は感じています。
2、3ばかり強調したプレイを聴かされると
「あー、ハイハイ。ムーアムーア。ゲイリーゲイリー」
などと斜めに聴いてしまいます。
1を押さえた上で、結果として2、3が派生するなら分かるのですが、どうもそんな感じがしないプレイヤーが多い。

要するに、ヨーロッパのサウンドにマルセロは欠かせない、という事です。

あ、カイ・ハンセン?
ギター弾いたり、作曲できる人なら一発でわかると思うのですが
『Out in the Fields』を聴いたあとに

『I want out』を聴くとよくわかると思います。

オマージュでおます。ここまでやるのはむしろ天晴な清々しさ。

なおスウェーデン在住のヨッケ女史の情報によると地元スウェーデンのIKEAのモニターで元気な姿を拝見できるとのことです。元気で何より。

初期作品なのでアレなんですが、再結成して、もいっかい『In the future to come』のリミックスして欲しいです。
ジョーイのパートのリバーブ削って。

第五回へ続く