ギタリスト列伝『タイ・テイバー』

Share on Facebook
[`tweetmeme` not found]

さて、第三回。だんだんマニアックになって来た気がしなくもないのですが、私が本当に良いと思っているギタリストなので、ご容赦くださいませ。

で、今回は『タイ・テイバー』。
『キングス・エックス』のギタリストとして有名です。
1961年生まれとあるので、51歳です。もちろん現役。
お父さんはじめ、家族が音楽家なのでやはりその影響が強かったみたいです。環境、大事。
学生時代に組んだのが『キングス・エックス』で、このまま1983年にメジャー・デビューを果たします。
バンドの音楽性は説明が難しいのです。オルタナ色が強い退廃的なサウンドの中に見え隠れするポップでキャッチーな下地。
3ピースの音の薄さを全員のコーラス・ワーク、ベースを5度コードで弾いたり(スティーブ・ハリスを思い出します)と、支えあいの姿が美しいです。

基本的にベースのダグがブルージーというかゴスペルっぽいソウルフルな歌声を聴かせてくれるのですが、曲によってはテイバーがメイン・ボーカルになったりします。こちらは甘い歌声です。

ヒットしたのは2枚目『Out of Silent Planet』です。収録曲の『Goldilox』は必聴です。
ビリー・シーンもこの曲が好きなようですw

1曲めの『King』もコテコテで結構好きです。

私が一番好きなのは3枚目『Gretchen Goes to Nebraska』。
名曲『Over my head』を始めとして、名曲がてんこ盛りです。

テイバーの♯9th、ブラッシング好きが見て取れます。
キーEmにCの♯9thをぶっこむという発想は、オルタナかパンクにしかないです。
良い意味で枠に捕われないサウンドですが、後半ソロのタッピングは微妙。
すみません、個人的趣味です。

さて、ギター・プレイについて言うのであれば、一言で『堅実』。めっちゃスタンダード。
ただ、リフの作り方とか、発想に枠がないので、予想を上回るものが聴けるのが特長です。
きっと『ギターで自己表現』というゴールじゃなくて、自己表現をする為の道具のひとつが、たまたまギターだったんでしょう。
サウンドは、重厚ながらも、ソリッドでコード感を失わない歪みがすごい気持ちいいです。
ソロとか単音プレイは音を厚くする為にフェイズさせてますね。うっすらコーラスを掛けているのかと思います。

なにげにソロ・アルバムを8枚くらい出していますが、殆ど聴けてませんので、この機会に探そうと思います。

本丸バンド『キングス・エックス』も継続中(のはず)。
ドリーム・シアターの『ジョン・マイアング』なんかと一緒にやっているプロジェクト『プラティパス』。
こちらはキーボードもいるので、音圧は重厚です。そしてサウンドは個人的にツボです。
ちなみに聴きやすさで言うと2枚目なのですが、勢いがある1枚目がオススメです。

第四回に続く