ギターの想い出 新章:ツアー編 その5

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美味しいものも食べた。
煙草も吸った。

しかし、時間は有り余っている。
何故ならば、強烈な台風に足止めを食らっていたから。

PAから外を見ると雨足も去ることながら、風が異様に強い。
乗ってきたワゴンも、ばんばん揺れてる。

時刻は23時。勢いは全く衰えない。

ギター持ってきて弾こうかなー、と思いつつもPA内には人が多い。
ある意味同志だ。

じゃあ、ワゴンの中練習しようかと思って、席を立った瞬間にメンバーより
『あれ、車に戻るの?じゃあ、ノートPC持ってきてよ』

と、言われて、暴風雨の中、PCを取りに往復をした。びしょ濡れ、
メンバーはノートPCと、IEEE(当時はUSB主流じゃなかった)接続のCDドライブで、
CDを焼く作業に入った。

自分はもいっかいワゴンに駆け込む。

後部にある愛器を取り出す。
『HAMERストラトモデル。メイプル・ネック、リバース・ヘッド、フロイド・ローズ、ダブル・ハム』
持ち曲のおさらいをしようと思った時、PAに2台のトレーラーが滑りこむ。

ライト・ウイングな方だ。

その装備されたダブル拡声器にて、超大音量で、浜崎あゆみを流している。
こちらは生音なので、プレイは掻き消されてしまう。

文句を言う勇気も義理もないので、ひたすらに聴こえている体でギターを弾く。
午前2時過ぎ、それが止んだ。寝るんだろう。

自分も眠くなったので、後部座席をリクライニングして仮眠をとることにした。

つづく。