ギターの想い出 その3

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さて、ギターを入手してまずすること、すべきことは何か。

そう。ストラップを装着し、構え、鏡に映った姿に陶酔するのだ。
これは誰もが必ず通る道なので、恥ずかしがることはない。
しかし、家人に目撃されないように、留守のときや深夜にやるのを推奨する。
自分のためではない。
見てしまった側のいたたまれない気持ちを見越して、だ。

オマケについていたのは、ナイロン製でピン通し部分の縫合がかなり雑なストラップだ。
ギター本体のピンに止めようとしたが、固くてはまらない。
結局ピンのネジをドライバーで外してから装着した。

さあ、さっそく構えてみる。
この時点で弾ける曲はひとつもない。
思い切りストラップを伸ばして低く構えるとかっこいいというのは知っていた。

ピックを持ってストロークをする。
コードも知らない。
左手はそえるだけ。

はい、切れた。弦切れたよ。
力加減を知らないので、早速1弦が断絶。

切れた弦を本体から外す。
ギター弦は基本的に、本体に固定するためのストッパーが末端についている。
当時はそれごと消耗品だとしらず、ピンセットとニッパーを使って保存した。

明日誰かに弦の替え方を聞こう。

翌日よっちゃんに「これどうすんの?」と、画鋲のプラスチックケースに保存していたストッパーを見せる。
怪訝そうな顔をした一瞬後に爆笑された。

つづく