電子書籍の可能性

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Kindle発売で、一般の人たちの間でも話題になってきているけれど、電子書籍について考えてみた。

■メリット
・劣化しない
・実際のものより廉価(日本の場合は恩恵を享受しづらい環境だけど)
・場所をとらない、いつでも見られる
・独自仕様のものでない限り、マルチ・デバイス、またはクラウド
・誰でも出版可能
・修正がかんたん
・作家にとってはロイヤリティが大きい

■デメリット
・古本として売れない
・紙の感覚がないので、人によっては本を読んでいる感じが薄い
・個人出版が可能だが、すべて自分でやろうとすると大変
(文筆、タグ入れ、表紙作成、校正・デバッグ、マーケティングとか)
・参入障壁が低いので、差別化が難しい

と、備忘録がてらまとめてみた。
デメリットに「古本として売れない」と書いたけれど、個人的には古本は売らないし、買わない。
だって、作家や出版社に何のロイヤリティも還元されなければ、いずれは潰れちゃうでしょ。
ただ、絶版になっているものはどうしても新品で入手できないので古本で探さざるをえないけど。

・・・あ、そうか!絶版本も電子書籍で再販すればリスク低いじゃん。売れた分きちんと作家に還元されるし。
実物の本はそれはそれでとても価値が高いものだけれど、電子書籍のメリットって非常に大きいと思う。

じゃあ、電子書籍のマーケットが広がったら、実物は売れなくなるのか・・・?
いろんな考えがあると思うんだけど、どちらもメリット、デメリットある以上は、共存できるような状況に軟着陸すると思う。
デバイスが発展して、より実物に近くなるとか、出版社は電子書籍を販促ツールとして発展させたりとか。
ジャンルによるけど、まずはitunesみたいな感じにもなるような気がする。
アルバム丸ごとではなく、必要な情報部分のみを販売するとか、同じフォーマットでユーザーがスクラップ化できるとか。
販売する側も同テーマ、同系統の作家、続きものなどをサマライズしてコンビニのペーパーバックみたいな試みをたくさんできるようになるだろうし。

あ、あと電子書籍の可能性としては「検索」コレ重要。
参入障壁が低い以上、粗製乱造、雲散霧散が避けられない。
その中で練られて市場が健全化されていくのだけど、どうしても避けられないだろう。

そこで「検索」
作者、作品名、年代、ジャンル、嗜好、文中の単語、etc…
さまざまなタグで分類され、ユーザーは目的のものにたどりつく。

そしてタグに基づく関連商品購入。
近似の値を用いて「Discovr」みたいな事も十分可能だろう。

一つの書籍を起点にして無限に広がる、というのは実際の書籍を含めて大きな可能性を抱いていると思う。
自らが起点になるのもよし、着地点や中継地点になって、さらにフィールドを広げるのに寄与するのもよし。